Raspberry Pi 2 Model B に GW-USEco300 をさして無線 LAN で通信するはなし
前提
前提として手元には ARM 版 Arch Linux が入った Raspberry Pi 2 Model B があるものとします。入ってないひとは Arch Linux の公式ページ を参考にして入れてください。MicroSD カードに書き込むだけでインストールできるので楽です。
不安定だったというはなし
Raspberry Pi 2 Model B を無線 LAN につなぎたくなったのですが、電源周りが貧弱っぽいので省電力っぽさそうな無線 LAN アダプタとして GW-USEco300 を買いました。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00ESA34RO
これをらずぱいに挿すとなにもしなくても認識されるので嬉しい……かと思いきや、なんだか通信が不安定です。ネットで適当に検索して色々試してみるもダメ。通信がいきなり途切れてしまったりで正直使い物になりません。
解決策
どうもカーネルに組み込まれている RTL8192CU 向けのドライバがダメみたいです。Yaourt 入れて AUR にある 8192cu-dkms というドライバをインストールすることで解決しました。
以下は長々とした手順です。
Yaourt のインストール
下準備
yaourt などを自分でビルドしてインストールすることになります。 まずは下準備として
$ pacman -S base-devel
でビルド用ツールをインストールします。
package-query のインストール
AUR の package-query のページ に載っている Download snapshot というリンクから package-query.tar.gz をダウンロードします。あとはビルドしてインストール。
$ curl -O https://aur.archlinux.org/cgit/aur.git/snapshot/package-query.tar.gz $ tar xvzf package-query.tar.gz $ cd package-query $ makepkg -si
yaourt のインストール
package-query のインストールと同様に AUR の yaourt のページ から yaourt.tar.gz をダウンロードして以下略。
8192cu-dkms のインストール
$ yaourt -S 8192cu-dkms
ヘッダファイルについていろいろと聞かれるのですがそれっぽいものを選べば OK です。 (忘れた)
$ systemctl enable dkms
で dkms サービスを有効化すればカーネルがアップデートされても自動でモジュールもアップデートされます。